
「エイダコイン(ADA)」というのを、皆さんは聞いたことがありますか?
このエイダコインは、カルダノ(Cardano)財団が発行する独自通貨「ADA」のことです。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などと比べるとまだまだ無名だと思います。
少なくとも、2018年2月末時点で国内で取り扱いのある取引所はありません。
また、世界的に見ても10ヶ所余りしか取引可能な場所は存在していないようです。
しかし、時価総額では既に世界で第7位にランキングしています。
また、仮想通貨業界の重要人物であるチャールズ・ホスキンソンという人者が関わっている点も注目材料だと考えられます。
ちなみにウォレット「ダイダロス」、スマートコントラクト「Plutus」、プルーフオブステーク(PoS)、等の技術を採用していますが、これらは安全性・処理速度・先進性などの点で注目されていると考えられます。
つまり、一時的な根拠のない流行で世界ランキング上位に出現しているわけでないのです。
その成長性・人気について、きちんとした根拠があるという点でかなり興味深い存在だと言えます。
そこで今回はエイダコイン(ADA)の取引所や購入方法から、日本語対応の海外代理店についてなど解説していきます。
エイダコイン(ADA)の日本の取引所と購入方法は?
では、その成長株のエイダコインですが残念ながら国内には取引所がありません。
海外の仮想通貨取引所の中から、自分の英語力だけを頼りに取扱量が多い会社を選ぶか、日本語対応している代理店を探すかということになります。
ただ、日本語対応を業務としている代理店というのは、仮想通貨の世界ではほとんどありません。
そのため日本語対応している代理店を探すのはあまり意味がなく、海外の仮想通貨取引所で日本語対応している会社を探すのが実際的です。
そうしたことも踏まえて、今回の記事でお勧めしたいのが以下の3社となります。
まずは取扱量という観点から、世界シェアを二分しているバイナンス(Binance)とビットトレックス(Bittrex)です。
しかし、日本語対応していないので取引を開始する上でも不安がありそうですね。
その点で言うとビットプラス(bitplus)という取引所が、日本進出直前だということで注目が集まりつつあります。
また、手数料を抑えたい人にはバイナンス、エイダコイン以外も幅広く取引したい人にはビットトレックスです。
日本語対応という人ならビットプラスをもう少し待つというように分けて考えるのが現状では良いかなと思っていますが、それぞれの特徴もざっと見ていきましょう。
バイナンス
2017年設立のとても新しい中国の仮想通貨取引所ですが、1年もせずに取引高で世界首位にランクインしました。
取り扱っている仮想通貨およびトークンの種類の多さと手数料の安さが魅力です。ただし、2017年には一時的に日本語対応していたのですが、2018年2月末現在では中国語と英語のみ対応しており日本語対応されなくなりました。
また、日本円での仮想通貨の購入ができないことなどが、残念ながら大きなデメリットと言えます。
そんなバイナンスですが、身分証明書不要でメールアドレスのみで口座開設ができて、仮想通貨の購入が可能となります。
この手軽さは国内の取引所と比較しても一つのメリットですね。
このままでも購入可能ですが、他口座への出金(送金)制限があり、1日2BTC(ビットコイン)までとされています。
もし、本格的にバイナンスの口座を軸に取引をするのであれば、身分証の確認手続きを行なって出金制限の解除が必要です。
なお身分証としては、日本の運転免許証でも可能なようですが、一応はパスポートが推奨されているようです。
ビットトレックス
取り扱いコインが約200種類ということなので、当然ながら無名のマイナーな仮想通貨も取り扱っています。
ただし、手数料はそれほど安いわけではないです。
また、HP表記も問い合わせ対応も英語のみという点も、なかなか普通の日本人にはツラいところですね。
口座開設・登録については公式サイトの「LOGIN」から順次進んでいけば英語ではありますが、それほど引っかからずに進めるのではないかと思います。
バイナンスと同様に初期設定では他口座への出金(送金)制限がありますので、本人確認手続きをします。
この辺りはバイナンスとそれほど変わりません。
ビットプラス
こちらは2017年以降、日本語対応予定ながらもまだ正式ではなくプレスタートのような状態なのですが、多数の仮想通貨を取り扱うと見込まれて注目されています。
その取り扱い通貨やトークンには、ビットコインキャッシュ(BCH)・イーサリアム(ETH)・デCTCトークン(CTC)・ディセントベット(DBET)などと並んでエイダコインも予定されています。
現状はまだオープン前のため事前登録しかできません。
他社と大きく変わりませんが現段階の事前登録手続きだからなのか、アフィリエイト登録手続きも一緒にしてしまうことになります。
おやっ?という印象を受けますがオープンされれば取引所も利用できるようになるはずです。
また、公式サイトには運営からの告知事項として以下のメッセージが掲載されています。
「BITPLUS進捗状況と今後に関しまして」(2018.02.03 16:11)(一部を抜粋)
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BITPLUSは2018年1月15日にオープンを完了し、既に稼働は行われておりますが、
今回のコインチェックの問題等があり、セキュリティ面の強化に当たり、本番環境でのテストを繰り返している状態との報告が当社へきております。
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ということで日本語対応は大丈夫、でもセキュリテイ対策を見直すためにオープンの延期はやむを得ない、という状態が見て取れるようです。
まとめ
ここまで、エイダコインを扱える取引所として3社を見てきました。
英語だけの画面でもまあまあ手続きは大丈夫という人ならば、バイナンスかビットトレックスで口座開設して早速取引を開始するのがベストです。
それぐらいの価値がエイダコインにはあると考えている人が多いと思います。
でも、そうは言っても規約とか日本語で読みたいし、日本語で問い合わせできないと安心して取引できないという方も多いと思います。
そういう観点から考えるならば、ビットプラスの国内公式スタートを待ちつつ、先行して先ほどの2社でも少しずつエイダコインの購入を試してみるという方法を取るのも投資戦略として有効じゃないかなと思います。