
2016年3月に誕生した、日本国内の仮想通貨取引所であるBITPoint(ビットポイント)。
2018年5月現在、以下5種類の仮想通貨の現物取引ができ、そのうちビットコインに関してはレバレッジ取引も行うことが可能です。
・ビットコイン(BTC)
・ビットコインキャッシュ(BCH/BCC)
・イーサリアム(ETC)
・ライトコイン(LTC)
・リップル(XRP)
ただ、実際に取引を行うにあたり気になるのが、各手数料の有無と金額。
ということで、BITPointの手数料の種類とその内容について説明していきたいと思います!
手数料に関する用語説明と種類
現物取引手数料仮想通貨の売買時にかかる手数料を、現物取引手数料と言います。
必ずしもプラスされるわけではなく、取引所によって無料やマイナスになる所もあります。
また、この現物取引手数料を期間限定のキャンペーンとして無料にしている取引所もあるんです。
レバレッジ手数料少ない資金を証拠金として、その何倍もの金額分の大きな取引を行うことができるシステムを「レバレッジ」と呼びます。
このレバレッジ取引を行う際は、仮想通貨を保有したまま次の日の取引を持ち込む場合に、管理料として毎日発生する手数料があり、それを「レバレッジ手数料」と呼びます。
レバレッジ取引手数料レバレッジ取引手数料は、レバレッジでの売買取引を行う際に発生する手数料のことです。
BITPoint(ビットポイント)では取引手数料ではなく、売買どちらに関わらず新規建玉金額に対して「建玉管理料(新規建玉金額の0.035%)」という手数料が発生します。
入出金手数料(日本円)取引所へのアカウント作成が終了した後、日本円を指定口座へ入金して仮想通貨を購入する際に発生する手数料を「入金手数料」。
また、手持ちの仮想通貨を日本円に換えたい場合に、取引所から自分の銀行口座へ出金する際に発生する手数料を「出金手数料」と言います。
入出金手数料(仮想通貨)BITPoint(ビットポイント)内にある自分の保有する仮想通貨を、ウォレットや他所の取引所に送金する際に発生する手数料を「出金手数料(送金手数料)」と言います。
各手数料を他社と徹底比較!
それでは、実際にBITPoint(ビットポイント)の手数料がどれくらいなのか他社と比較していきましょう!
取引所名 | ビットコイン | アルトコイン |
BITPoint(ビットポイント) | 無料 | 無料 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.01%~0.15% | 0.2% |
Zaif(ザイフ) | -0.01% | 無料~0.3% |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
Zaif(ザイフ)のようなマイナスが付いているものは、つまり現物取引をすれば、逆にその手数料相当分の額が上乗せされる(増える)という意味になります。
BITPoint(ビットポイント)は現在、ビットコインもアルトコインもどちらも手数料無料で現物取引できるようですね。
ただし、後でお話するスプレッドというものが手数料の代わりにかかってくるので、油断は禁物です!
レバレッジ手数料取引所名 | ビットコイン |
BITPoint(ビットポイント) | 0.035%/日 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 0.04%/日 |
Zaif(ザイフ) | 0.039%/日 |
DMM Bitcoin | 0.04%/日 |
BITPoint(ビットポイント)の手数料が、最も安いことが分かります。
一見すると「0.00数%」しか変わらないようにも見えますが、継続日数と額が大きければ、その分手数料の差は大きくなりますから、より安い所を選ぶようにしましょう。
なので、レバレッジ手数料に関して言えばBitpointは有利に取引ができますね。
なお、この中では唯一DMM Bitcoinのみアルトコインのレバレッジ取引も行っていますが、手数料はビットコインと同じく0.04%/日となっていました。
レバレッジ取引手数料取引所名 | ビットコイン |
BITPoint(ビットポイント) | 無料(建玉管理料0.035%) |
bitFlyer(ビットフライヤー) | 無料 |
Zaif(ザイフ) | -0.01% |
DMM Bitcoin | 無料 |
BITPointは公式ホームページにも、「レバレッジ取引における手数料は無料」と記載してあります。
しかし建玉管理料という名の、レバレッジ取引の売買用ビットコインを持った際にかかる手数料が、BITPoint(ビットポイント)にはかかってきますので、覚えておきましょう。
入出金手数料(日本円)取引所名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
BITPoint(ビットポイント) | 即時入金サービス利用…無料
銀行振込…手数料負担 |
銀行振込…324円 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | クイック入金…324円
銀行振込…手数料負担 |
<三井住友銀行へ出金のみ> 3万円未満…216円 3万円以上…432円 <その他銀行へ出金> |
Zaif(ザイフ) | 銀行振込…手数料負担 | 50万円未満…350円 50万円以上…756円 |
DMM Bitcoin | クイック入金…無料 銀行振込…手数料負担 | 無料 |
その他の銀行口座からの入金は、お客様負担となります。
bitFlyer(ビットフライヤー)とDMM Bitcoinのクイック入金も名称は違いますが、同じようなシステムです。
こうしてみると入金手数料には、さほどバラつきはありませんが、出金手数料に関してはかなり差があることが分かりますね。
そしてBITPoint(ビットポイント)は比較的、出金手数料が安く抑えられているようです。
出金手数料(仮想通貨)取引所名 | 出金手数料 |
BITPoint(ビットポイント) | 無料(取引所負担) ※ただしリップル(XRP)に限り、初回のみ有効化費用負担 |
bitFlyer(ビットフライヤー) | ビットコイン…0.0004BTC イーサリアム…0.005ETH イーサリアムクラシック…0.005 ETC ライトコイン…0.001 LTC ビットコインキャッシュ…0.0002 BCH モナコイン…無料 リスク…0.1 LSK |
Zaif(ザイフ) | ビットコイン…0.0001BTC~選択可(0.001BTC以上推奨) イーサリアム…0.01ETH~ ネム…2XEM〜 モナコイン…0.001MONA ビットコインキャッシュ…0.001BCH |
DMM Bitcoin | 無料 |
BITPoint(ビットポイント)は、なんと仮想通貨での出金手数料が無料で行えるんです!
他の取引所では、取り扱う仮想通貨毎にそれぞれ手数料がかかるので、かなりお得で出金方法もシンプルで分かりやすいかと思います。
但しリップル(XRP)は、送金を受けたアドレスに対して初回のみ、20XRPの有効化費用が発生するので覚えておきましょう。
1XRP100円だった場合、×20倍で2,000円なので、なかなかの手数料が取られる計算ですね…。
BITpoint(ビットポイント)のスプレッドは?
スプレッドとは、仮想通貨における買値と売値の差のことを指しますが、要するに取引時にかかるコスト(手数料のようなもの)です。
このスプレッドが広ければその分ユーザー側に費用がかかり、反対にスプレッドが狭ければ抑えられるということになります。
そしてBITPoint(ビットポイント)は、他の取引所と比べてスプレッドが広めであると言われています。
なぜスプレッドが広いのか?
BITPoint(ビットポイント)には他の取引所にはあまりない特徴があり、レバレッジ取引相手が2種類存在します。
BITPoint(ビットポイント)内における「レバレッジ取引」は、一般的な板を利用してユーザー同士との直接取引が行えるのですが、もう一つ取引ツールの異なる「BITPointFX取引」というものがあります。
こちらの取引相手は、全てBITPoint(ビットポイント)との相対取引となっているんです。
つまり、スプレッド提示価格は全てBITPoint(ビットポイント)によって設定されたものだということ。
そのような背景があり、BITPoint(ビットポイント)は売買手数料が全て無料なのに対して、スプレッドを敢えて広めに設定することで利益を得ています。
まとめ
以上のことから、BITPoint(ビットポイント)はほとんどの手数料が無料もしくは比較的低めに設定されているため、とても利用しやすい取引所なのではないかと思われます。
ですが、「BITPointFX取引」に関してはスプレッドが広めなので、沢山売買取引をしたい方にとっては、躊躇してしまう要因になってしまうかもしれませんね。
仮想通貨で損をしない為には、各場面で発生する手数料もしっかりと下調べする必要があります。
少し時間を使ってリサーチするだけで長期に渡って節約することができますから、自分の取引スタイルに合った取引所を賢く選ぶようにしましょう。