
GMOコインに口座開設後まず最初に気になるのが、仮想通貨購入以前の「日本円の入金手数料」かと思います。
また、振込処理をしてから実際に自分の取引所口座に反映されるタイミングはいつになるのか?といった、仮想通貨売買に直接関わることも漏れなく知っておきたい情報です。
特に初心者の方は、意外と知られていない入金手数料を無料にする方法なども存在しますから「1円でも無駄なコストはかけたくない!」という方は、絶対に最後まで読み進める事をおすすめします。
ということで今回は、GMOコインの入金手数料や反映時間、手数料を無料にする方法について詳しく解説していきます!
目次
GMOコインとは?
インターネット関連事業の「GMOインターネット」や「GMOクリック証券」などのGMOグループの一角として、仮想通貨取引を手掛けている会社になります。
東証一部上場企業であるGMOインターネットを始めとして、多くの上場企業が名を連ねているGMOグループの一つなので、仮想通貨取引所の中でも信用度はかなり高いと言えます。
また、国内で人気の銘柄リップル(XRP)が購入できる点はおすすめポイントの1つですね。
現在、GMOコインだけに限ったことではありませんが、各取引所の口座開設は申込者が増えているということもあって、少し時間を要する場合があります。
口座開設、及び維持管理手数料は完全無料なので、将来的に仮想通貨の売買や保有しようと考えているのであれば、できるだけ早い段階で登録手続きだけでも済ませてしまった方が良いでしょう。
入金方法と手数料
GMOコインの入金は、即時入金(クイック入金)と振込入金(銀行振込)の2種類の入金方法があり、それぞれ手数料や反映時間などが異なります。
また、GMOコインはコンビニ入金やクレジットカード入金に対応していません。
ユーザーにとっては入金システムの幅が広がれば、それだけ便利に利用することができますが、2018年以降はある問題が浮上し、クレジットカード決済がほぼ全ての取引所で取り扱い中止となりました。
この時期、仮想通貨の値動きが激し過ぎて、ただ保有しているだけでは利益が簡単に出せなくなってしまいました。
そして、チャート分析が上手くできない素人投資家が一気に増加した時でもあったため、いざカード決済で通貨を購入したものの含み損ばかり膨らんでしまい、後々「支払うことができない」といったケースが頻発しました。
購入時以上の値上がりを見せれば問題ありませんでしたが、買ったそばから10%~20%と下落してしまうと資産を減少させてしまう一方です。
おまけにカード決済手数料は7~10%以上と高過ぎましたから、利益を生むのがさらに困難な状態だったわけです。
こうしたマイナスな背景があったために、ある時期を境に仮想通貨取引所ではクレジットカード入金が禁止になってしまったんですね。
ある意味入金方法を狭め・改めたことで、過熱し過ぎた仮想通貨への投機がギャンブル的なものから、少し落ち着いて健全化されました。
即時入金(クイック入金)
即時入金とは、24時間365日いつでも入金でき、取引先口座への反映も即時に行われるシステムです。
そして何と言っても魅力的なのが手数料無料という点です。
楽天銀行、または住信SBIネット銀行のいずれかに予め口座を開設しておくか、この2つの銀行に口座がなければ、ペイジー(ネットバンキング)での入金でも適応されます。
振込入金(銀行振込)
こちらは銀行振込のことで、最も身近で分かりやすいメジャーな入金方法になります。
GMOコインが指定する銀行口座(三井住友銀行or住信SBIネット銀行)に、ユーザ自身が保有している銀行口座(三菱UFJ銀行、みずほ銀行等)から、日本円を振込することで入金となるシステムです。
銀行振込の場合はGMOコインがユーザから徴収する手数料はありませんが、振込手数料(300~500円程度)は各銀行で定められた額が徴収されます。
この手数料は通常の銀行振込と変わりませんね。
仮想通貨での入金(送金)
GMOコインでは「仮想通貨のお預入」と表記されているものです。
入金(送金)できる銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH/BCC)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)といった、メジャーな仮想通貨です。
これらの仮想通貨を、他社で管理している自分の口座(ウォレット)からGMOコインの口座(ウォレット)へ入金(送金)できるシステムになります。
<各仮想通貨送金・預入一覧>銘柄 | 預入 | 送金 | |
ビットコイン(BTC) | 手数料 | 無料 | 無料 |
最低金額 | 制限なし | 0.02 BTC / 回 | |
最高金額 | 制限なし | 10 BTC / 日 | |
所要時間 | 最短30分(※承認状況により異なる) | 最短30分(※承認状況により異なる) |
イーサリアム(ETH) | 手数料 | 無料 | 無料 |
最低金額 | 制限なし | 0.1 ETH / 回 | |
最高金額 | 制限なし | 20 ETH / 日 | |
所要時間 | 最短10分(※承認状況により異なる) | 最短10分(※承認状況により異なる) |
ビットコインキャッシュ(BCH/BCC) | 手数料 | 無料 | 無料 |
最低金額 | 制限なし | 0.02 BCH / 回 | |
最高金額 | 制限なし | 10 BCH / 日 | |
所要時間 | 最短1時間(※承認状況により異なる) | 最短1時間(※承認状況により異なる) |
銘柄 | 預入 | 送金 | |
ライトコイン(LTC) | 手数料 | 無料 | 無料 |
最低金額 | 制限なし | 0.1 LTC / 回 | |
最高金額 | 制限なし | 60 LTC / 日 | |
所要時間 | 最短10分(※承認状況により異なる) | 最短10分(※承認状況により異なる) |
銘柄 | 預入 | 送金 | |
リップル(XRP) | 手数料 | 無料 | 無料 |
最低金額 | 制限なし | 50 XRP / 回 | |
最高金額 | 制限なし | 4,000 XRP / 日 | |
所要時間 | 数秒〜(※承認状況により異なる) | 数秒〜(※承認状況により異なる) |
そもそも仮想通貨取引に慣れている場合は、日本円に換金する手間がないため、この方法の方が便利で且つ手数料を抑える事ができます。
各仮想通貨銘柄には最低送金額の縛りはあるものの、GMOコインの送金手数料は完全無料となっていますから、賢く利用するとよりお得になります。
反映時間と入金額制限
入金の反映時間と金額制限についても各方法で違いがあります。
この点は、スムーズに取引を開始するに当たり抑えておくべきポイントです。
即時入金
読んで字の如く、入金処理が即時に反映されます。
年間を通して、数分~数時間内で入金内容が反映されるのですが、上限金額と最低入金額が設定されているため、入金する場合はご注意ください。
ペイジーでの入金の場合は、一回に付き、999,999円までしか入金できません。
楽天銀行と住信SBIネット銀行を利用する場合は、一回当たり1,000万円が上限となります。
尚、最低入金額は1,000円以上からとなっています。
また、ペイジー入金に限り資産移動制限というルールが設けられています。
これは入金した日本円を仮想通貨に換え、すぐに外部へ送金することや日本円で出金することなどが「7日間はできませんよ」という内容です。
おそらくですが、資金洗浄(マネーロンダリング)といった犯罪防止のための措置として考えられますので、もし入金してすぐ他の取引所口座へ移したい場合や、日本円で出金したい場合はこのルールが適用されてしまいますから、気を付けましょう。
銀行振込
振込窓口の営業時間内である、平日15:00までならば入金処理の対応を行ってくれます。
通常の銀行振込の為、15:00以降は翌営業日に入金が反映されますし、土日祝日の入金も翌営業日にならないと反映されません。
また、場合によっては正午以降の入金でも翌営業日に反映がずれ込んでしまう可能性があります。
但し、すべての面で即時入金に劣っているわけではありません。
即時入金では気にする必要があった、上限入金額や最低入金額は設定されていませんし、資金移動制限もありません。
入金方法に関しては、ご自身の取引スタイルによって使い分ける方が良いでしょう。
仮想通貨入金
入金処理(預入処理)に関しては不正チェックなどが行われるため、入金から反映までの時間は即時入金より確実に長くなります。
また日本円での入金とは違い、各仮想通貨の銘柄によっても送金スピードは変わるため、反映されるまでの時間はまちまちです。
時間差という多少のデメリットはあるものの、入金自体は土日でも問題なく行うことができますので、急いでいる以外は割と便利かと思います。
ざっくりと「最低30分以上、長い時で数日もの時間を要する可能性がある」という風に考えておくと良いでしょう。
日本円の入金を無料にする方法
GMOコインへの入金はどの方法を選択するかによって、手数料と反映時間に違いが見られましたが、そんな手数料や反映時間といった煩わしいことを一切考えずに済む、最良な入金方法があります。
それが、先ほどから何度か名前が挙がっている「住信SBIネット銀行」を利用することです。
これはGMOコインが指定する振込先口座にもなっています。
この住信SBIネット銀行最大の特徴としては、同銀行間でのやり取りは「振込手数料無料+24時間365日即時反映」という、ユーザーにとって夢のようなシステムを提供してくれています。
もちろん、ペイジー入金のように資産移動制限もありませんから、かなり便利に使える銀行口座と言えますね。
また、同じネットバンキングでも楽天銀行ではなく、住信SBIネット銀行を勧める理由がもう1つあります。
GMOコインにおいては、住信SBIネット銀行と楽天銀行を利用することで手数料無料で入金が可能ですが、他の仮想通貨取引所では楽天銀行での入金は数百円の手数料が発生してしまいます。
例えば、国内大手のザイフ(Zaif)やビットフライヤー(bitFlyer)などがそうですね。
住信SBIネット銀行は、他にも多くの取引所が提携しているため、当然こちらも入金手数料は無料に!
今後複数の取引所を利用しながら仮想通貨売買をしていく場合は、絶対に持っておいて損しない銀行口座ですから、なるべく早く開設することを本気でおすすめします。
まとめ
GMOコインで仮想通貨を購入するための前段階として、入金方法の種類や、手数料・反映時間などについてお伝えしてきました。
最近は仮想通貨取引所を1つに絞らずに、銘柄の値動き状況などに合わせて幾つかの取引所を使い分けることによって、資産をより増やしていこうという考えの人も少なくありません。
それに伴って1回数百円という小さい額にも見える振込手数料ですが、取引所が増え、回数・年間を通すとそれなりに大きな金額に膨らみます。
そんな時、住信SBIネット銀行口座を持っていれば、時間とお金を同時に節約することができますから、GMOコインの入金に限らず、仮想通貨取引を続けるのであれば、住信SBIネット銀行が最良と言えます。