
2017年は仮想通貨への注目が格段に高まった一年でしたね。そんな過熱の一途を辿る仮想通貨市場の中でも、とりわけ人気の取引所がZaif(ザイフ)です。2018年2月からはテレビCMも見られるようになり、より一層その知名度が上がりました。
本格的にメディア広告を使って大々的にアピールし、利用者のさらなる獲得を狙った動きを見せています。
しかし、ただザイフのCMを見ただけの人にとっては「サービス内容がさっぱり分からない…」という状態です。
ネットで検索して初めて「手数料が安い」とか「積立投資ができる」などの情報を目にする事ができるので、今回はそんな少し興味を持った人向けに解説していきます。
Zaif(ザイフ)はとにかく手数料が安い
例えばビットフライヤーという取引所でビットコインを売買しようとすると、0.01% ~ 0.15%ほどの手数料がかかります。※ここで言う「手数料」は板取引(ユーザー間)を利用した際の事を指します。
通常パーセンテージは売買する金額によって変動するのですが、今回はわかりやすくするため0.1%として仮定してみます。
10万円分で100円、100万円分で千円、1千万円分では1万円もの手数料がかかる計算です。
対してザイフでは手数料を「-0.05%~-0.01%」と設定しています。
一瞬「ん?どういうこと?」と考えてしまいますが、そうですマイナスになっているんです。
プラス「0.05%~0.01%」じゃないですよ!
つまり取引すればするほど、逆に収入が発生するということなんですね。
先ほどの例の逆で考えると(-0.01%計算)
10万円分で10円、100万円分で100円、1千万円分では千円が、取引しただけでザイフから貰えることになります。
これが「ザイフは手数料が安い」と言われる理由なんです。
安いと言うよりお金が貰えてしまえるので、安いどころの話じゃないんですけど、ユーザとしては本当にありがたいです。
ただ、手数料が安いのはあくまでも「板取引」の場合のみであって、「簡単売買(販売所)」ではスプレッドと呼ばれる実質的な手数料が大きく取られてますから、混同しないように気を付けてください。
そしてこの「販売所」での売買額は、各会社によって提示している金額が異なるので、上手く使い分けて損をしないようにしましょう。
以下は、ある日のビットフライヤーとザイフの販売所での価格です。
ビットフライヤー:1BTC=1,206,765円(売)・1,243,449円(買)
ザイフ :1BTC=1,182,851円(売)・1,233,180円(買)
この場合1BTC買うならザイフの方が約1万円安く購入でき、売るならビットフライヤーの方が約2.4万円近くも高く売れる計算です。
百万円単位の売買になるとかなり大きな金額の差になりますから、販売所を利用する際は比較は必須です。
積立投資のメリットとデメリット
投資経験のある人ならすぐにピンとくると思いますが、積立投資は毎月自動的に利用者の銀行口座から一定金額を引き落として、証券会社の口座へ貯めていくというものになります。
ザイフの場合は「自分の仮想通貨口座に貯めていく」ということになります。
積立方法としては比較的リスクが少ない「ドルコスト平均法」と呼ばれるものが採用されており、簡単に言うと「相場が上がっても下がっても、一定額で買付けを続けるやり方」になります。
例えば毎月1万円引き落としてもらい、その1万円で買える範囲内の仮想通貨を何か月も自動で積み立ててもらうという感じです。
長期的に見ても、まだ値上がり傾向にある仮想通貨市場ですから、比較的リスク低めで投資することが可能です。
最大のメリットは月1,000円からの小額で始められることなので、まさにお小遣いの中から無理なく積立投資が可能になっています。
さらに、積み立てた仮想通貨はすぐに売って、日本円に戻すことも簡単にできるので、万が一急な出費があったとしても慌てることなく対応できます。
投資を始めてみたいけどハイリスクなことは極力避けたい人や、常にチャートを気にせずほったらかしにしたい人に向いていますね。
反対にデメリットは、小額からコツコツと積み立てる方法なので、成果が出るまで時間がかかります。一発でかいのを当てて大儲けしたい人には、少し刺激が足りないかも知れません。
また、一定額を自動で引き落としていくため、自分の好きなタイミングで買付金額を変更することができません。
2017年はデータを見ても仮想通貨バブルでしたから、長期的には値上りが続いており持っているだけで資産は増えていきましたが、数か月単位で見るとかなり乱高下しています。
場合によっては中長期的に価格が低迷する可能性もありますので、この点は投資をする上でのリスクとして捉えておく必要があります。
先ほど「積立投資は小額からでも始められる」と、メリットでお伝えしましたが、実はデメリットになる要素も同時に持ち合わせており、1,000円~2,000円の積立では手数料が一律100円(5~10%)も取られてしまいます。
毎月1,000円~2,000円なら大きく儲ける事も損することもありませんが、10ヶ月間積み立てていくと結局手数料だけで「1ヶ月分(1,000円)」支払うことになりますので、低額積立は手数料がかさんでしまうので注意しましょう。
積立金が3,000円以上になると手数料は3.5%~と金額に応じて低くなりますから、最低でも毎月3,000円以上の余剰資金で始める事をオススメします。できるだけ手数料は取られたくありませんからね。
積立投資のやり方
まず始めるには(1)口座開設(2)本人確認(3)Zaifコイン積立申込み(4)ネット口座振替受付サービスサイト」の4つのステップが必要です。
(1)Zaifの公式ページにアクセスすると「メールアドレス入力で簡単登録!」とあるので、メールアドレスを入力して【無料登録へ】を押します。
登録したアドレスに届いたメールを確認し、記載されているURLクリックし公式ページで本登録します。
そこで「利用規約」と「重要事項説明」をチェックしてパスワードを決定すると口座が開設されます。
但し、実際の入金や取引には次の本人確認が必要です。
(2)画面上部にある「本人確認が完了していません。入出金や取引を行うには本人確認が必要です。」から基本情報の入力し、免許証などの画像アップロードを行うと審査待ちとなります。
審査が承認されると簡易郵便にてハガキが届きます。
仮想通貨ブームで取引所も混雑しているため、通常よりも日数がかかる場合がありますが我慢して待ちましょう。
(3)ハガキが届いたらログインし、管理画面の「Zaifコイン積立」のページから「口座名義フリガナ」と「生年月日」を入力して「口座振替手続きを開始する」をクリックします。
(4)「ネット口座振替受付サービスサイト」へ移動し、積立投資するコインと金額を設定します。
積立ができるコインは「ビットコイン(BTC)・モナコイン(MONA)・ネム(XEM)・イーサリアム(ETH)」の4種類。(増える可能性あり)
引き落とし口座の詳細は、以下の公式ページ説明をご覧ください。
お引き落とし口座の指定 会員は、Zaifコイン積立の加入申込を行う際に、当社所定のWeb口座振替受付サービスを利用して、積立購入金額及び当社が別途定める購入手数料を引き落とす金融機関口座を登録する必要があります。上記引き落としのために会員が登録できる口座は、当社所定のWeb口座振替受付サービスが利用できる金融機関に開設された口座に限られます。
登録された引き落とし口座は、毎月の積立購入金額及び当社が別途定める購入手数料の口座振替によるお支払いに使用されます。会員は、登録した引き落とし口座の変更をすることはできません。
ただし、引越しや転職にともなう銀行口座の解約・変更などの事情がある場合は、当社に連絡し、登録した引き落とし口座の変更の手続きを行うことができます。
引用:Zaifコイン積立について
会員登録さえ済んでしまえば、積立投資は一瞬で登録可能です。
ザイフの登録フォームは全体的に説明がしっかりされているので、スムーズに進められると思います。
関連記事:Zaif(ザイフ)の登録最速方法と本人確認の流れを画像付きで解説!
まとめ
手数料の安さやローリスクな積立投資は、かなり魅力的に映ったかと思います。
取引しただけで報酬が貰えてしまうマイナス手数料は、かなり魅力的ですからね。
ザイフの手数料は全般的に、ユーザーに優しく設定されているため、初心者の方には使いやすい取引所の1つかと思います。
投資スタイルはひとそれぞれですから、通常の取引と積立投資をよく理解・比較して、自分に合った方法で資産を増やしていきましょう。