
世界的なクレジットカード会社であるアメリカン・エキスプレス(通称アメックス)。
世界全体の保有率で見ると、まだ2桁%にも届いていませんが、それでも世界3位のシェアを誇る大手有名カード会社ですから、一度くらいはブランド名を見たり聞いたりしたことがあるかと思います。
そのアメックスが突如2017年11月16日にリップルと提携したことを発表すると、ニュースは瞬く間に仮想通貨投資家達に波及し大きな話題となりました。
発表以前は1リップル当たり20円程度でしたが、提携発表のニュースが流れてからはみるみる価値が上がり、1ヶ月を過ぎる頃には一時400円近くまで急騰するという驚きの展開になりました。
2018年3月以降は徐々に値を下げ、一旦50~100円台とそこそこ大きな値動きで横ばい状態ですが、頻繁にリップルの実需を伴った良いニュースが世界的に発表されているため、今ではかなり期待できる仮想通貨銘柄の1つとして認識されています。
今回はそんなリップルがアメックスに実装されることによって、今後価格はどう推移していくのか?についてお伝えしていきます。
目次
アメックスがリップルを実装したってどういうこと?
アメックスがリップルと提携を発表したのが2017年の11月。
そのわずか2ヶ月後の2018年1月には、リップルによる即時支払いシステムの実装を完了しました。
この「実装した」なのですが、簡単に説明すると、リップルによって国際間決済の送金手数料のコスト削減・時間の短縮が可能になったことを意味します。
これまで「SWIFT」と呼ばれるメッセージを銀行に送って国際間送金を行っていましたが、リップル(XRP)を使うことで銀行との直接取引が可能になります。
ここで出てきた「SWIFT」の意味ですが、銀行間の国際取引による事務処理を海外送金ネットワークを用いて伝送することを指します。
そのシステムをリップルの強味である…
・国際間決済の手数料を安く
・余分な手間を省き速く
・処理も確実に
といったメリットと合わせる事によって、より安く、速く、確実に取引を行えるようにブラッシュアップされ、優れた機能へとレベルアップしました。
クレジットカードの醍醐味はなんと言っても即時決済ですからね。
これらの点を踏まえるとクレジットカード会社のアメックスと、速さが売りのリップルが提携するのは、ごくごく自然なことと言えるでしょう。
提携したことでアメックス・リップルの両者はどうなるのか?
アメックスはクレジットカードの世界におけるシェアは3~4位ですが、ステータスの側面から見た場合は1位とも言われています。
元々アメックスの契約は主に富裕者層をターゲットにしているため、年会費や加盟店手数料も高めに設定されています。
他にも、発行までの審査が他のカードより若干厳しいなどの理由から、「簡単に誰もが持つことはできない」という独自のルールとハードルを上げ、その信用性が保たれています。
余談ですが、そんなステータスに惹かれてアメックスにした人がここに一人…(笑)
話を戻します!
アメックス側にはリップルを実装したことによって、先に述べたような国際間決済時のメリットがもたらされ、リップル側にはアメックスと提携することによって、ブランドイメージの向上・大量の資金が流れこむことが期待されています。
お互いに利益がある「Win×Winな関係」が築けたということですね。
アメックスへの実装によってリップルの価格に影響はあるのか?今後の行方
今後アメックス以外の大手クレジットカード会社も、今回の提携に習いリップルを実装したとすると、その都度短期間のうちに数十円~数百円程度、価格が大きく高騰する可能性は非常に高いですね。
まだまだ伸びしろがあり、仮想通貨の利用に関しても世界を視野に進められていますから、今後も大きなニュースが続々と発表されていくのは間違いありません。
現在はまだ、イギリスに拠点を置く企業が資金を送付するためだけに、アメリカの法人顧客との取引限定で使用されていますが、今後はより広範囲且つ、細分化し利用されていくと予想されます。
このことは、仮想通貨が一般に利用される転換点になる1つの材料と言えるでしょう。
まとめ
これまでも大きなニュースの後に、一気に価格が高騰⇒元に戻るを繰り返しているリップル(XRP)。
常にある一定の価値を維持したまま「最安値を割ることがない」といった特徴を持ち合わせています。
他のアルトコインと違い、きちんと実需を伴った信用度の高い仮想通貨ですから、極端な値崩れもないと予想されているたた、賢い買い方としては価格が落ち着いている時に大量購入しておき、一旦長期保有(ガチホ)。
数ヵ月後に流れるであろう大きなニュースを期待して、高騰した瞬間に売却するという感じですね。
年単位で見ればじわじわと価格が上がっていくはずですし、アメックスとの提携もリップルにとっては通過点の1つに過ぎませんから、まだまだこれからが本番です。
是非、短期的ではなく長期スパンで見て、リップル(XRP)への投資を検討してみてください!